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Posted by on 2月 3, 2005 in マルウェア | 0 comments

トロイの木馬って?

去年、「トロイ」って映画ありましたよね?(僕は見てないんですが・・・)

あれの舞台となった古代ギリシアのトロイ戦争が、このウイルスの語源です。

守りの堅いトロイの城を攻略できなかったギリシア軍は、一旦逃げ帰ったとみせかけて木馬の中に隠れていました。

トロイ軍は、ギリシア軍が木馬を置いていったと思い、城に持ち帰ると・・・

っていうような話です。

ウイルスの世界でのトロイの木馬は、便利なソフトなどに見せかけてコンピューターに侵入して破壊活動や、迷惑活動などを行う不正なプログラムです。

感染経路としては、フリーソフトや、修正パッチを装って、ユーザ自身に実行させる方法や、ワームとしてセキュリティホールを突いて侵入してくる場合など、様々な手段を取ります。

日本で被害が大きかったトロイの木馬としては、デシーブリンクという名前のウイルスがあります。

アダルトサイトのアクセス用プログラムとしてインストールすると、タスクトレイに常駐してアダルトサイトへの接続を試みるという動作をします。

海外発のものでは去年、レアルマドリードのベッカムの不倫の写真の現場の写真を装ったトロイの木馬なんかもありました。

トロイの木馬のその他の主な動作としてはバックドアの作成があります。

バックドアとは、コンピューター内で、外部から通信可能なプログラムを立ち上げることにより外部にいる攻撃者にリモートからの操作を可能にするプログラムです。

これが仕込まれると、簡単にコンピューターが乗っ取られてしまいます。

他には、キーロガーと呼ばれる、ユーザーのキー入力を保存しておいて、そこからパスワードなどを抜き出す手法なんかもあります。

こういった方法が最近フィッシング詐欺にも使われているようですね

例えばバンカーと呼ばれるトロイの木馬は、ユーザがオンラインバンクに接続するのを待って、パスワードを記録する動作をします。

便利だからといって、何でもソフトのインストールの乱発はなるべく避けましょうね。

自分がよく使ってるソフトが実はトロイの木馬を仕掛けていたってことは結構よくあることです。

※実は経験ありだったりして・・・