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Posted by on 8月 11, 2015 in セキュリティHACKS, モバイル | 0 comments

iOS 9で強化されたセキュリティ機能のうち一番評価できるものは?

iOS 9で強化されたセキュリティ機能のうち一番評価できるものは?

 

2015年6月で発表されたiOS 9ですが、このOSではセキュリティについてかなりの改善がされているようです。マカフィーの公式ブログがわかりやすいですね。

 

iOS 9のセキュリティ:消費者が知っておくべきこと : マカフィー株式会社 公式ブログ

 

以下簡単にまとめますね。

 

1. パスコードが4桁から6桁に

 

iOS起動時や、画面ロック時のパスコードが今まで4桁だったのを6桁にすることでパスコードクラッキングの危険性をかなりの確率で回避できます。
ただ、入力がちょっと面倒にはなりますけどね。。

 

2. 2段階認証の導入

 

今まで部分的に導入されていた2段階認証を、iOS 9からは、iTunesでの購入や新しいデバイスからのログインでも有効にするようになります。
これも手間は増えますが、アカウントの乗っ取り対策にはかなり有効な手段です。

 

3. 仮想プライベートネットワーク(VPN)の導入

 

公共のWi-Fiなどでの通信の保護をメインとした機能で、あくまでもアプリとクラウドサービス上での通信の裏で行われる機能ですので、一般消費者にはあまり意識できないものだと思います。ただ、これが導入されると、通信が盗聴される危険性がかなり低くなりますので良いことですね。

 

4. 広告のブロック

 

これもアプリ開発者向けですが、モバイル広告をブロックする機能を利用することができます。といっても広告自体をブロックするというよりは、悪質な広告をブロックすることで、ユーザを安全から守ることができるということです。

 

他にも色々なセキュリティ機能が向上しているみたいですが、その他はあまり明らかにはなっていないみたいです。

 

個人的にこの中で一番評価できるのは、iTunes の購入などにも2段階認証が導入されることです。

 

パスコードについては、主に画面のロックに使われるもので、これはiPhoneを落としたりしなければ基本的にはあまりクラックされることはありません。

 

仮に落としたとしても、iPhoneには「紛失モード」というのが用意されていて、リモートからでも使用できないようにロックをかけることができるので、これを利用すれば問題はあまりないかと。でも、これを使ってない人にはパスコード6桁は有効ですけどね。

 

でもiTunesの認証については、もし仮に自分の知らないところでIDとパスワードが漏れてしまったりした場合に、知らないうちにログインされて、勝手に購入されてしまう可能性があります。

 

二段階認証は、購入時や新しい端末でログインしようとした時に、ID・パスワード以外のワンタイムパスワードを入力させることで、本人以外はログインできないようにするセキュリティの機能です。

 

以下でもGmailの2段階認証について解説していますので、こちらもぜひ見てみてくださいね。

 

あなたのGmail ハッキングされてない?2段階認証のすすめ | メチャセキュリティ・ドットコム

昨今、攻撃がどんどんエスカレートしているので、こういうOSのセキュリティ機能はどんどん改善していってほしいものですね。