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Posted by on 7月 12, 2005 in 暗号 | 0 comments

VPNとは?(2)

VPNは、インターネット上で仮想的な専用線を実現する技術でしたね。

VPNを実現するためには、主に2つの技術が使われます。

「トンネリング」と「暗号化」ですね。

■トンネリング

これは、送受信するデータをカプセル化する技術です。

—-> VPN1(Internet)—> VPN2 —->

例えば、上記の「VPN1」と「VPN2」の間に仮想のトンネルのようなものを作ってAとBの通信を、そのトンネルの中を通らせるようなイメージです。

これは以前、説明したSSHの例がわかりやすいかもしれません。

『SSHとは?』

上記で言うと、VPN1とVPN2の間に、SSHという通信でトンネルが作られるので、そのSSHというトンネルの中を、カプセル化されたHTTPやSMTP通信が通るわけですね。

VPNの種類によって、どんな手段でカプセル化をするかは変わってきます。

■暗号化

トンネリング(カプセル化)だけでは、実は中身を解析すれば盗聴が可能です。

それを防ぐために、VPNでは、同時に暗号化も利用されます。

中身のデータを暗号化してしまうことで、もし内容をみられても、大丈夫なようにします。

上記の例では、SSHをVPNの例に取りましたが、当然SSHでは暗号化されたセッション(トンネル)の中を通ってやりとりされるために、盗聴などの危険も防ぐことができます。

次回は、インターネットVPNといえば、ほぼ標準的に使われている「IPSec」についてお話しますね。