インスタントメッセンジャーは危険？

インスタントメッセンジャー（Instant Messenger、IM）はチャットやテレビ電話ができたりして、コミュニケーション手段としてはかなり一般化してきましたね。

中でも代表的なものは以下があります。

・Yahoo!メッセンジャー
・Windows Messenger
・AOL Instant Messenger
・ICQ
・Skype

みなさんの中でも使われている方は多いと思いますが、家庭のPCだけじゃなく、企業内でも、コミュニケーションの手段としてよく使われていますね。

でも、実はこのインスタントメッセンジャーは、セキュリティを考えるとあまりよくないと言われています。

まず、１つ目は、情報漏洩の危険性ですね。

インスタントメッセンジャーには、チャットを行うだけじゃなく、ファイルを転送する機能が標準でついています。

この機能で情報が漏えいする危険性があるんですね。

最近は、メールサーバ側ではメールのコピー等を保管したり、Webはフィルタリングソフトなどで厳しくチェックしていることが多いのですが、インスタントメッセンジャーはまだまだノーマークの企業が実は多いです。

そして２つ目は、インスタントメッセンジャーのソフト自体の脆弱性や、それらを経由したウイルス感染ですね。

実際にソフトの不具合があった場合、インスタントメッセンジャーを利用しているPCはインターネット上に無防備のままさらされているのと同じ状態になってしまいます。

また、メッセンジャーを通じてウイルスが送られてきたりすることで、ウイルス感染する可能性も十分にあります。

そして最近ではメールのスパムではなく、メッセンジャー経由の「音声スパム」も懸念されています。

このようにインスタントメッセンジャーの利用には、ある程度のリスクが伴いますので、特に企業で利用する場合には、使う側、使わせる側の両方とも十分に注意する必要がありますね。