ウィキペディアでマルウェア配布?
Web上のフリーの百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』はご存知かと思います。
最近は、インターネットで調べ物をすると、結構上位に表示されていますよね。
Wikiという、ブラウザからページの作成や編集ができるソフトウェアを使って誰でも自由に編集できるという点で、非常にコンテンツが豊富です。
このウィキペディアはインターネットの知の集合として非常に注目されていますが、ウイルスやスパイウェアなどのマルウェアの配布先としても目をつけられてしまっています。
「誰でも編集できる=ハッカーやウイルスも利用できる」という図式となっているわけです。
実際、Wikipediaで不適当な書き込みがあった場合には、ボランティアの方々がすぐに削除してくれます。今回のウイルスコードの書き込みもすぐ消されたみたいです。
しかしながら、人間がやっているという点と、膨大なコンテンツの量があるために、全てを即時に編集しなおすのは不可能です。
そこを目がつけられたわけですね。
誰もが情報を発信できるというWeb2.0的な考え、仕組みが広がっていくことは嬉しいことですが、システムを作る側は十分にセキュリティを考える必要がありますね。