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Posted by on 10月 24, 2008 in 盗聴 | 0 comments

あなたの無線LAN、盗聴されてませんか?

無線LANを使ってる人は多いと思いますが、今一度自宅の無線LANセキュリティの設定を見直してみませんか?

数年前、無線LANが普及しはじめたころ、基本的に使われていた暗号化方式は「WEP」という方式でした。

当初からWEPは、セキュリティ的に危険があると言われていましたが、解読にはそれなりに時間がかかってそれなりに大変でした。

そのため、ほとんどの方が何となく「まあ、自分は大丈夫だろう」、とほったらかしにされて、引き続きWEPを使っている人が多かったんです。

ところが、ここにきて(2007年以降)、このWEPをいとも簡単に破る「PTW攻撃」と言われるものが、出回りはじめました。

このPTW攻撃では、平均4万パケットを傍受するだけで、WEPキーが解読できます。

「4万パケットってどれくらいだよ?」

という声が聞こえそうですが、サイズにして大体40MBくらいです。

ファイル転送とかなら1分くらいで終わってしまうくらいの量ですので、事実上1分でWEPを破って、盗聴可能な状況になってしまうんです。

PTW攻撃に対応したクラッキングツールも、簡単にインターネット上で手に入りますので、誰かがツールをインストールしたパソコンが近くにあれば簡単に盗聴されてしまうということです。

日経NETWORKの調査でも、企業でも50%くらいがまだWEPを使っていると言われているので、最近非常に騒がれています。

じゃあどうすれば対処できるのか?

はい。方法は簡単です。今すぐ無線LANルーターのWeb管理画面を立ち上げて、WEPを使っていたら、それを「WPA」もしくは「WPA2」に変更しましょう。

WPA2の方が暗号キーの取り扱いがより強固なのですが、機器によっては対応していないこともありますので、その場合はWPAを選択し、なるべく長いパスフレーズを使うようにしましょう。20文字以上が理想です。

また、同時に暗号化暗号化方式を、「TKIP」または「AES」から選べると思いますが、より強度の強いAESを選んでください。

自分の通信が覗き見されないように、また盗聴目的でなくとも無線LANのただ乗りを防ぐためにも、今すぐルーターの設定を変えてくださいね。

WEPしか使えない、といった古いルータの場合は、新しい無線LANルータを週末買いにいきましょう!