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Posted by on 10月 2, 2008 in マルウェア | 0 comments

マルウェアの増加が止まらない?

世界初のコンピュータウイルスが発見されたのは、1986年の「Brain」が最初だと言われています。

その後、Windows98が登場し、パソコンが一般的になってくると、ウイルスが段々とニュースに取り上げられるようになってきました。

それでも、2000年くらいまでは、せいぜい年間に数百〜数千個程度くらいしかウイルスは発見されていませんでした。

しかしウイルスが裏のビジネスの道具として使われるようになった結果、今では数十万件にまでふくれあがっています。

ウイルスの数は、アンチウイルスベンダーによって発表している数というのは違います。

理由としては各社によって、検体を収集する能力に差があるためですね。

参考までにエフ・セキュアが2007年度発表していた数は、約50万件。過去の20万件に相当するようです。

「2007年はウイルス激増、50万件で過去20年分に匹敵」、エフ・セキュア

そして今年2008年は、G DATA Softwareによると、年内に発生するマルウェアの新種が100万件を突破する可能性があるとのことです。

1カ月で新種マルウェアが約10万件、年内に100万件超のおそれ

ただ、この G DATAの2007年の報告数は13万件なので、エフ・セキュアに比べると1/5ですよね。

ということは、エフ・セキュアの報告数はもっと増えるはずです。

もっと言うと、シマンテック、トレンドマイクロ、マカフィーといった、検体収集能力の高いアンチウイルスベンダーが報告する数なら、もっと数は多いはずです。

一説によると、今では2、3秒に1つ新しいウイルスが発見されているとも言われていますから、普通にパターンファイル(シグネチャ)を作るのもそろそろ限界とも言われています。

ウイルス対策ソフト側も、単にシグネチャ(パターンファイル)だけでは防げなくなってきていますので、最近では様々な新しい技術が出てきています。

古いソフトを使い続けていると、最近のウイルスには全くの無力ですので、少なくともセキュリティソフトは最新のものを使うようにしましょう。