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Posted by on 7月 11, 2005 in 暗号 | 0 comments

VPNとは?(1)

インターネットは、たくさんのユーザが一緒になって利用します。

つまり、皆さんがインターネット上に流すデータは、他の人にも見られてしまう可能性があるんですね。

セキュリティを意識せず、インターネットで通信をすると、盗聴、改ざん、不正アクセスなどの被害にあってしまいます。

だから、Webサイトで取引をする場合なんかには、SSLといったように暗号化をしなければならないんです。

この「インターネット」に対して、「専用線」というものがあります。

これは例えば、ある会社の拠点間で、専用の回線を引くことで、その会社の人しか使えない回線となります。

この場合、データを第三者に盗聴される危険性もぐっと減ります。

ただしこのような回線は、インターネットを利用する料金に比べて格段に高く、なかなか導入しづらいものでもあります。

また、拠点が複数あるような場合には、拠点の数だけ専用線が必要になるので、とてもコストがかかってしまいます。

このような状況を打開するのが、「VPN (Virtual Private Network)」と呼ばれる技術です。

専用線では、物理的にインターネットじゃない回線を用意するわけですが、VPNでは、インターネット上で、まるで専用線のような環境を作り出す技術です。

「インターネットVPN」とも呼ばれますね。

VPNを実現するためには色々な技術がありますが、一般的には以下の2つの技術が使われます。

■ トンネリング

■ 暗号化

次回は、これらについてもう少し詳しく見て行きたいと思います。