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Posted by on 9月 1, 2005 in マルウェア | 0 comments

オーディオプレーヤーにウイルス?

先日クリエイティブメディアの、オーディオプレーヤー「Zen」にウイルスが混入する事件がありました。

■携帯オーディオプレイヤー「Zen」にウイルスが混入、当該ファイルを開くと感染の危険

混入していたウイルスは、マスメーリング型のウイルスで、クリックして実行すると感染します。

このウイルスに感染した場合には、Outlookのアドレス帳に登録されている連絡全部に、自分(ウイルス)を添付して送信しようとします。

「え?オーディオプレーヤーが感染してメールを送るの?」と思われた方もいるかと思いますが、そうではないですよ。

こういったオーディオプレーヤーは、PCに接続すると、USBメモリ等と同じようにプレーヤーのの中身をフォルダとして表示し、中のファイルをPCのファイルと同じように操作できるものが多いです。

PC側からオーディオプレーヤの中を参照して、ウイルスをクリックしてしまった場合に、PCがウイルス感染してしまうということですね。

逆に言うと、ウイルス対策ソフトが入っていれば、PC内のファイルと同じように検出することもできます。

では、今回の事件について再度考えてみると、そもそもなぜウイルスが混入するんでしょうか?

実際に製作現場に勤めていたわけでもなく、メーカーによって様々だと思いますが、以下のような原因が考えられるかと思います。

こういったハードディスクやメモリを使ったプレーヤーは、それを動かすためのOSをインストールしたり、必要なデータを出荷前に入れておく必要があるかと思います。

また、正常に起動するかどうか、またPCとの接続に問題はないか、といったことをチェックするため、外部機器との接触の機会は必ずと言っていいほどあります。

こうした時に、その接続先の機器にウイルスファイルがあった場合、間違ってそれをコピーしてしまったりするわけですね。

こういう事件を避けるために、全ての作業が終わった後に、必ずウイルスチェックをしてから出荷しているメーカーもあります。

物を提供する側のセキュリティもしっかりとしてもらわないといけないですね。