Winnyは悪くない?
著作権違反、情報漏洩の諸悪の根源として考えられているWinnyですが、それは間違いだと開発者は断固否定していますね。
■「Winnyは悪くない、悪いのはウイルスであり、感染する人だ」
確かに、Winnyの機能だけを見ると、お互いの公開フォルダに入れたファイルを、ネットワークを経由して検索し、ファイルを交換するというだけの機能ですね。
仕事の文書管理にも使えるでしょうし、その他にも色々便利な用途が考えられそうですね。
ただ、結果的に見ると、Winnyユーザの大半は著作権違反をしたファイルを送受信し、そしてAntinnyウイルスに感染した人は、次々と情報漏洩を起こしているという今の状況では、「Winnyは便利で良いソフトだ」とは、社会的になかなか言うこともはばかられますね。
しかも、これが企業のPC等で使われることに対しては、断固として拒否をして良いと思います。
最近、クライアントPCにインストールされているWinny自体を検出、削除するツールが続々と出てきています。
■アンラボ、Winnyウイルス専用ワクチンソフトを無料で公開
■トレンドマイクロ、新ウイルス対策ソフトにWinny削除機能
ウイルスでもないソフトを削除して良いかどうかの議論もされてますけど、やはり会社の立場からすれば、企業の信用をおとしめる可能性のあるソフトを、社員に使わせるわけにはいかないと思います。
このあたりは、会社のPCを使って業務効率を下げるようなWebページを見ることは許さない、という考えのURLフィルタソフトと近いものがあるかもしれませんね。
ただ、Winnyを使っていて情報が漏れたときの会社のダメージは、社員がアダルトサイトを覗き見していることに比べれば、格段に上でしょうけど。