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Posted by on 5月 17, 2006 in マルウェア | 0 comments

どうしてウイルスファイルを開いてしまうか?

Winny経由のウイルスAntinnyなどを開いてしまう理由は、普通のメール添付型のウイルスのときとは、ちょっと違う心理が働いていると思われます。

というのは、ウイルスメールや迷惑メールを受け取った場合、結構用心深くなる習慣が、ほとんどの人に身についていると思います。

これはやはり、メールでの添付ファイルは、それほど望まれているものではないため、一旦冷静になって考えるチャンスがあるからだと思います。

でも、Winnyで落としてきたファイルというのは、すぐにでも開いて確認したい、とWinnyユーザは思いますよね。

だって、自分がのどから手が出るくらい望んでいるファイルが、Winnyでダウンロードできたのですから当然です。

ここで、ファイルを早く開きたいという欲望が、そのファイルがウイルスであるのかどうかを疑う気持ちに勝ってしまうわけですね。

また、ダウンロードするため少しでもPCの動作を早くしたい、などと思ってウイルス対策ソフトをオフにしていまうケースもあると思います。

また、Winnyに限らずこれと似たような心理は、メール経由の場合にも働く場合があります。

それは、メールの受信者が待ち望んでいた、もしくは自分に関係があると思われるメールが来た場合です。

例えば、ネットショップのオーナーに対して、「商品が壊れていた」という件名でメールを送り、商品画像に見せかけてスパイウェアを送りつけるという手法もありましたね。

自分が欲しいファイル、自分に関係のありそうなファイルであっても、すぐには開かず、危険性を十分に警戒してから開くようにしましょう。

人はなぜウイルスファイルを開くのか