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Posted by on 5月 25, 2007 in セキュリティHACKS | 0 comments

UTMとは?

最近のセキュリティ業界では、「UTM」という言葉が多く使われるようになってきています。

UTMとは「Unified Threat Management」の略で、無理やり日本語にすると「統合脅威管理」と訳されます。

まだまだ、一般のユーザにはまだまだ知られていない言葉ですが、簡単に言うとセキュリティ機能を一台でまとめて提供するゲートウェイ型ハードウェア(アプライアンス)のことです。

つまり、UTMアプライアンスとは、ウイルス・スパイウェア対策、ファイアウォール、IDS/IPS、スパム対策、URLフィルタリングなど、複数のセキュリティ機能が一台に搭載されているものを指します。

「オールインワン・アプライアンス」などと呼ばれる場合もありますね。なんでも入りです(^^)

これまで、ファイアウォールや、メールのウイルス対策製品、スパイウェア対策、URLフィルタリング等、セキュリティ製品はバラバラに導入されていましたが、それぞれのコストが高く、なかなか中小企業にとっては全部のセキュリティ対策をするのは敷居が高いままでした。

そこで、それらセキュリティ機能を一つにまとめることで、価格もリーズナルブルに押さえ、しかも設定なども簡素化することで、自社のネットワークに簡単に導入することができるようになり、中小企業を中心にUTMと呼ばれる機器の普及が進んでいるわけです。

ちなみに、UTMはファイアウォールが基本となっているため、会社のネットワークとインターネットの間に置かれるのが普通です。

インターネットの出入り口で、不正なURLへのアクセスをブロックしたり、メールのウイルスチェックや、不正侵入の通信等を阻止する「門番」の役割をするわけですね。

ただし、UTMには細かい設定が行えなかったり、UTMを導入したからといって、クライアントのセキュリティ全体が不要になるわけでもありません。

あくまでも補助的な役割で導入すると良いと思います。

もし自社のセキュリティ対策を個別に考えるのが面倒で、しかも安く抑えたいということであれば、UTM製品を検討してみても良いかもしれませんね。